みなさん、今日もお疲れ様です!
ふと時計を見ると、夜の21時を回ったところ。
リビングには私一人。テレビの音だけがポツポツと流れていて、なんだか部屋がやたらと広く感じます。
それもそのはず。我が家の3人の子どもたち、気づけば上から長男(20歳)、次男(18歳)、そして一番下の末っ子までついに15歳。全員がすっかり「でっかいティーンエイジャー(と大人)」になり、それぞれの部屋にこもる年頃になりました。
お風呂?
もちろん、今や全員が自分のタイミングで勝手に入ります。「お風呂沸いたで〜」「はーい」の一言で終了。脱衣所で暴れる子もいなければ、濡れた体でリビングをダッシュして床を水浸しにする子もいません。
いや〜〜〜〜、ほんまにラクになった!
心からそう思います。体力的には間違いなく今の方が100倍ラク。
……なんですけどね。
この誰もいない静かなリビングで一人で温かいお茶を飲んでいると、ふと10年前の「あの狂乱の日々」がフラッシュバックして、なんとも言えない甘酸っぱいような、寂しいような気持ちがこみ上げてくるんです。
今夜はちょっとだけ、我が家が一番カオスだった「あの頃」の思い出に付き合ってもらえますか?
・ ・ ・
🛁 かつて我が家のお風呂場は「プール」だった
時計の針を、10年ちょっと前に戻してみます。
当時の我が家は、まさに毎日が戦場。特に子ども3人をお風呂に入れる夕方から夜にかけての時間帯は、もはや「育児」というより「幼稚園プール」のようでした。
一番下が幼稚園児、上が小学生。
この年代が3人揃ったときのお風呂場って、湯気と叫び声と笑い声が渦巻く空間なんですよね。
まず、お風呂に入る前の「脱衣所」からすでに第一ラウンドが始まっています。
服を脱がせようとすると、なぜか服を脱いだ瞬間に謎のハイテンションスイッチが入る子どもたち。
全裸のまま脱衣所を脱走する次男。それを追いかける私。
その隙に自分で服を脱ごうとして首に服が引っかかり、「とれへん〜〜!泣」と絶叫する末っ子。
なんとか全員をお風呂場に叩き込み、ドアを閉めた瞬間にそこは「水上格闘技のリング」へと変貌します。
「お兄ちゃんがシャワーかけてきた!」
「かけてへんし!勝手にあたっただけやし!」
「顔に水かかったぁぁぁぁぁ(大号泣)」
ちょっと待って、まだ私、自分の頭すら洗えてへんねんけど。
冬場なんて特に地獄でした。
子どもたちを寒くないように湯船にぶち込み、自分は脱衣所で極寒の風にさらされながら体を拭き、すぐさま子どもたちの服を着せる。
「ちょっと待って!パジャマの前後逆!」
「パンツ履いてから走って!」
「ああっ、床にアイスの棒落ちてる踏んだ!!」
お風呂上がりの脱衣所は、脱ぎ散らかされた服と、びしょびしょのバスタオルと、なぜか転がっているおもちゃで足の踏み場もない状態。
全員のドライヤーをかけ終え、ようやく布団に転がし込んだ頃には、私の体力メーターは完全にゼロ。「私、今日なにか悪いことしましたかね……?」と天を仰ぎながら、毎日リアルに白目を剥いて倒れ込んでいました。
当時は本当に必死で、「早く大きくなってくれ」「一人でお風呂に入ってくれ」「静かな時間がほしい」と、そればかりを神様に祈っていた気がします。
・ ・ ・
🌙 「いつの間にか」終わっていたカオス
ですが、子育ての不思議なところは、あんなに毎日続いて「一生終わらないんじゃないか」と思っていたカオスが、ある日突然、静かに終わりを迎えることです。
「パパ、お風呂洗っといたで」
「あ、ありがと……」
いつだったか、上のお兄ちゃんが当たり前のように自分で風呂を洗い、自分のタイミングで入るようになった時。
末っ子が「もう一人で洗えるからドア閉めて」と、お風呂場のドアをパタンと閉めた時。
「あ、もう私はお風呂場に入らんでええんや」
その瞬間は、ドラマチックな試練の終わりではなく、拍子抜けするほどあっけなくやってきました。
脱衣所に服が散らかることもなくなりました。
お風呂上がりに裸でリビングを走り回る不息子も、当然ですがいなくなりました。
あんなに喉から手が出るほど欲しかった
「静かな夜」と「自分の時間」は、
気づけば私の手の中にありました。
・ ・ ・
🍃 散らかったおもちゃの代わりに、静けさが残った
今の我が家の夜は、本当に穏やかです。
一番下の15歳も、すっかり背が伸びて私とおなじくらいになり、日中はスマホを眺めるか、部屋で音楽を聴いているか、テスト勉強(をしていると思いたい)に励んでいます。
「ご飯できたで〜」と呼べば部屋から出てきて、黙々とご飯を食べ、「ごちそうさま」と言ってまた自分の部屋に戻っていく。
会話が減ったわけではないけれど、あの頃のような「パパ!ママ!見て!聞いて!」の激しい暴風雨は、もう吹き荒れません。
部屋は散らからなくなったし、お風呂の床が水浸しになることもない。
夜、温かいお茶を飲みながらドラマを見る時間もたっぷりある。
「あぁ、楽になったなぁ。大成功やんか」
そう思ってマグカップを置いた瞬間、ふとリビングの隅に目がいきます。
昔、子どもたちが暴れて作った壁の傷。クレヨンの跡を必死で消したけど、うっすら残っている壁のしみ。
それを見た瞬間、胸の奥がキュッと締め付けられるような、変な感覚に襲われるんです。
「あんなに嫌やったのになぁ」
毎日毎日、「静かにして!」「早くして!」って怒ってばかりだったあの頃。
白目を剥いて「もう無理!」と投げ出したくなっていたあの日々。
でも、あの狂乱のカオスの中にこそ、二度と手に入らない宝物みたいな時間がギューギューに詰まっていたんだと、全部が終わった今になって気づくのです。
・ ・ ・
💪 今、渦中にいるお父さん・お母さんへ
もし、この記事を読んでいる方の中に、まさに今「子どもがお風呂に入らん!」「毎日カオスで白目剥いてる!」というお父さん、お母さんがいたら、元・現場監督の私からこれだけは伝えたいです。
「今日もお疲れ様です!ほんまによくやってます!!」
今のみなさんの毎日は、本当に本当に大変だと思います。
「いつか懐かしくなるよ」なんて言われても、「いや今が必死やねん!今すぐ楽になりたいねん!」って思う気持ち、痛いほど分かります。私も当時はそう思っていましたから(笑)。
だから無理に「今の瞬間を噛み締めよう」なんて思わなくて大丈夫です。
パジャマが前後逆でもいい。ご飯がお惣菜になってもいい。お風呂で全員が無事に温まって生きて上がってこれたら、それだけで今日のあなたは100点満点どころか10000点です!
そして、ちょっと体力が残っている日があったら、泡だらけの小さな手や、濡れた小さな頭の匂いを、ほんの数秒だけクンクンと嗅いでみてください。
そのカオスは、恐ろしいスピードで過ぎ去っていきます。
本当に、びっくりするくらいの早さで。
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🌱 カオスの次のステージへ
さて、我が家の15歳はというと、最近は「お風呂上がりのアイス」を一人でコソコソ食べているようです。
「それ一口頂戴や」と言うと、「えー、嫌や」と素っ気なく返される毎日。
小さかった頃は「パパにあげる!」ってドロドロに溶けたアイスを差し出してくれてたのになぁ、なんて思いながら(笑)。
でも、子どもが大きくなったらなったで、また新しい楽しみも増えてきました。
たまにボソッと学校での出来事を話してくれたり、一緒にちょっと大人っぽい外食に行けたり。
カオスな育児期は終わったけれど、これからは「一人の人間同士」としての新しい関係が始まっていくのかな、と感じています。
よし、お茶も飲み終わったし、私もお風呂に入ってこようかな。
誰も入っていない、静かで、足元にヒヨコのおもちゃも落ちていない、平和なお風呂場へ。
寂しさに浸るのもこれくらいにして、今夜は一人でゆっくり湯船に浸かって、自分を甘やかしてあげようと思います。
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みなさんも、今日一日本当にお疲れ様でした。
あったかいお風呂に入って、ゆっくり休んでくださいね。
それでは、また次回のブログでお会いしましょう!
📝 今回のまとめ&コメント欄へのお誘い
- 我が家のお風呂場は「水上格闘技のリング」だった話
- 子どもが大きくなると、ある日突然カオスは終わる
- 今まさに白目を剥いているママ・パパ、本当にお疲れ様です!
「うちも今白目剥いてます!」という報告もお待ちしてます(笑)。